雨音日記
最後に書いた日の日付を見たら、12月8日だった。
それから4日間、日記を書いていない。
子供の試験や進路に対する姿勢に対しての話合いなどで、クタクタだった。
「自分が頑張ったらお母さんが安心して天国に行ってしまいそうな気がする」から、成長したくないという。そんな心の底の不安を娘は泣きながら口にした。
いままで、前向きに生きることから逃げ回り続けた、娘の最後の言い訳であり、しかし真実でもあるのだろう。
もちろん、母の側からすれば、今のストレスだらけの生活の方がよっぽど寿命が削れているんですけどね?.....
とにかく、若い娘の心には、なんの根拠のない不安というどす黒いうねりが、きっと日替わりメニューのように去来しているのだろう。
メリーゴーランドのようなきらめきとアップダウンの命の流れ。
そんな回転木馬の外側にいる私は、ただその行く末を、見守り続けるほかはない。
きっと成長できますよ。っとエールを送りながら。